STORY
お笑いトリオ“三角コーン”の紡木(つむぎ)は相方たちとうまく噛み合わず、彼女にも振られ、モヤモヤした日々を過ごしている。婿養子として安達家に迎えられた勝士(かつじ)は、妊娠中の妻スミレの機嫌を損ねないよう気を使って生活している。優太(ゆうた)は塾講師や家庭教師をしながら、小説を書いて密かにネットで発信している。
大学時代の友人である紡木、勝士、優太が久々に集まって飲んでいると、紡木は勝士の“とある行為”が気になる。勝士はグラスの中の氷を噛んでいた。「奥さんがやってるのを真似したら癖になっちゃって」と言うが、その姿に紡木は不気味さを感じる。
数日後、動画制作会社の撮影で廃校に訪れた勝士は、教室で“それ”を発見する。そして“それ”を口に含み、噛み砕く…胸が熱くなり高揚感に満たされる勝士は、そのあと--------
一方、紡木に優太から連絡が入る。勝士と彼の義母が行方不明だという。紡木はそれを彼の“とある行為”が関係していると考える。